当時の軍歌・絵画・詩歌

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君が代

 

君が代は

千代に八千代に

さざれ石の

 いわおとなりて

 こけのむすまで 

 

原作は「読人しらず」

『和漢朗詠集』『古今和歌集』(10世紀ごろ)

選者は、大山巌(いわお)   元帥陸軍大将

(1842~1916)ら

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Trails

 

河南 茂子

 旧の味間修徳尋常高等小学校より 弁天街道まで出て、軍歌を唄い日の丸の旗を振り、篠山70連隊より出征兵士(兵隊さん)がいさぎ良く、肩に鉄砲、鞄、水筒をかけて歩いてこられバンバンザイと大きな声で見送りました。

 又、弁天駅より出発、兵隊さんは汽車の窓から手を振り、姿が見えなくなるまで旗を振りました。

 母は国防婦人会で、千人針、慰問袋を贈っていました。強く心に残って居ます。

 

昭和十三年の軍歌

 

①  勝ってくるぞと勇ましく 
     誓って国を出たからは

     手柄立てずに死なりょうか 

進軍ラッパ聞く度に

瞼に浮かぶ旗の波

 

 土も草木も火と燃ゆる 

果てなき荒野踏みしめて

進む日の丸鉄兜 馬のたて髪なでながら

明日の命を 誰か知る

 

 弾丸もタンクも鉄剣も しばし露営の草枕

  夢に出てきた 父上に 死んで還れと 

励まされ
覚めて睨(にら)むは 敵の空   

 

 思えば今日の 戦いに   

(あけ)に染まって にっこりと

笑って死んだ 戦友が  天皇陛下万歳と

残した声が 忘らりょか

 

 戦争(いくさ)する身は かねてから   

捨てる覚悟で いるものを

鳴いてくれるな 草の虫 

東洋平和の ためならば

なんの命が 惜しかろう

 《軍歌:露営の歌=映像を見る》

Places

 

 

 

無言館と信濃デッサン館は、

 

「信州の鎌倉」と呼ばれ、別所温泉のある塩田平にあります。どちらも、作家故水上勉みずかみつとむさんの息子である窪島誠一郎くぼしませいいちろうさんが私財を投じて運営されている、世界的にもユニークな美術館です。

      平壌夜戦      このよう日朝、日清の侵略戦の結果 が「日韓併合」であることを学んでいないのでしょうか。

 

 

 

③ 日本と朝鮮民主主義人民共和の間には、いまだに日韓併合時代のまま。拉致とミサイル・核の脅しに怯え、それを逆手に敵対心を煽り、ひたすら「抑止力=」軍拡路線をエスカレートさせてきた。

④ 日韓関係は戦後処理の条約があるとはいえ、いわゆる竹島=独島問題はじめ慰安婦―慰安婦像、歴史認識等をめぐって、根深い諸矛盾が噴出。朴政権は風前のともし火状態に陥っている。

⑤ いずれにしても、韓国略奪戦争=併合、日清戦争、日露戦争、満州事変、シベリア出兵、日中戦争から太平洋・第二次世界大戦への反省が、一貫して欠落しているのだ。《参照--上記&巻頭の写真を拡大し、説明文もお読み下さい》

 

⑥ 安倍晋三首相の退行は、国会答弁をはじめ「戦後70年談話」において明らかにされてきた。 1995年の村山談話の戦争責任の反省と謝罪を、引き継ぐかのように主語を巧妙に隠して回避、「歴史家に委ねる」と無責任に逃げてしまった。

⑦ 安倍氏は、岸信介元首相(祖父・戦犯)ら、一流の“靖国神社信奉”の家系と環境に育ち、氏の理念は一貫して「戦後レジームからの脱却」である。

⑧ 自衛隊観閲式(去る十月)には、安倍総理と稲田明美防衛大臣は、日清・日露戦争時代の "抜刀隊"行進曲で隊員を鼓舞、偏狭な忠君愛国・靖国史観を脱しきれない強者(つわもの)である。   (※"抜刀隊"の映像はここ、 歌詞はここをクリック)

⑨ 真珠湾を訪問し犠牲者の慰霊はするが、ハワイと太平洋、アジア、アメリカ二千万の犠牲者に「謝罪」や「反省」ができない。このしたたかな意志の根は、太く深い。

 

⑩ 戦前の右翼と違うのは、立場上、ポツダム宣言の受託=日本の敗戦は認めざるをえなかった。しかし、軍事、外交、経済面の日米同盟戦略は、沖縄に見られるように、ますます民心を離れ、屈辱的で冷酷になっている。

⑪ 真珠湾犠牲者の慰霊に同行した稲田防衛大臣は、帰国するなり、侵略戦争を賛美する靖国神社に参拝、明らかに居直っている。

⑫ 原発一基で、一年に長崎型原爆一千発分のプルトニウムを産み出し貯蔵してきた。安倍氏自身が「世界一安全な原発」と世界的にセールスを始めている。しかし、これは歯止めなき「抑止力論」に欠かせない=核ミサイル戦略と一体であり、すでに地球壊滅的脅威である。

⑬ 核廃絶の国連決議には反対さえしている。

 

  歴史と侵略戦争への反省のない「慰霊」や「参拝」は、何百万遍やろうが、惨禍と犠牲は戻らない。

戦争放棄の憲法を形骸化して、「同盟」を強化、「抑止力論」で武力行使を正当化、軍拡競争をエスカレート、武器の輸出解禁、…。これでは、キリスト以前の「目には目を歯には歯を」の野蛮時代と変わらない。核ミサイル、無人機攻撃の発達は、逆に無数のテロを生み出す温床になっていることも、新年に、じっくり内省していただきたい。(2017年 元旦)

 

 

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